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長岡京市の内科・呼吸器外科クリニック

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腹痛(お腹が痛い)

腹痛(お腹が痛い)

はじめに

お腹の痛みは多岐にわたります。日常的な消化不良もあれば、一刻を争う緊急事態もあります。

そのため、「いつから」「どのあたりが」「どのように痛むか」を確認することが大切です。これらの情報は、疑われる病気を特定する重要な手がかりになります。

そこで本記事では、腹痛のよくある原因と受診の目安を、分かりやすく解説します。

すぐに病院へ行くべき症状

以下の症状がある場合は、我慢せずに救急外来の受診、または救急車を検討してください。これらは「レッドフラッグ」と呼ばれる危険なサインです。

  • 突然の激痛: バットで殴られたような、経験したことのない急激な痛み。
  • お腹が板のように硬い: 触ると非常に硬く、少しの振動でも響く。
  • 血便・吐血: 便に鮮血が混じる、またはコーヒー残渣のようなものを吐いた。
  • 意識の混濁・冷や汗: 強い痛みと共に、顔色が悪く意識が遠のく。
  • 激しい腹痛を伴う高熱: 38.5℃以上の発熱がある。

痛む場所から考える主な原因

具体的には、お腹を以下の9つのエリアに分けて考えると、原因がより明確に見えてきます。ご自身の痛む場所と照らし合わせてみてください。

エリア痛む場所の目安疑われる主な病気
① 右上腹部右の肋骨の下あたり胆石症、胆嚢炎、肝炎
② 上腹部(中央)みぞおち付近胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、初期の虫垂炎
③ 左上腹部左の肋骨の下あたり胃炎、膵炎脾梗塞
④ 右側腹部右のわき腹尿路結石、腸炎、腎盂腎炎
⑤ 臍周囲おへその周り腸閉塞、初期の虫垂炎、腹部大動脈瘤
⑥ 左側腹部左のわき腹尿路結石、虚血性大腸炎、腎盂腎炎
⑦ 右下腹部右の足の付け根の上虫垂炎(盲腸)、憩室炎、婦人科疾患
⑧ 下腹部(中央)おへそより下、恥骨の上膀胱炎、子宮・卵巣の疾患、前立腺炎
⑨ 左下腹部左の足の付け根の上便秘、憩室炎、婦人科疾患、潰瘍性大腸炎

※ご注意:痛みは移動することがあります
例えば虫垂炎(盲腸)の場合、最初は「②みぞおち」が痛み、数時間後に「⑦右下腹部」へと痛みが移動するのが典型的です。このように場所が変わる場合は、その経過を必ず診察時にお伝えください。

「痛みの種類」による特徴

患者さんが医師に伝えやすいよう、表現を分類します。

キリキリ痛む(鈍痛)

  • 原因:胃炎、胃潰瘍、ストレス。
  • 特徴:胃酸が粘膜を刺激しているサインかもしれません。

差し込むような痛み(仙痛)

  • 原因:尿路結石、胆石、腸閉塞。
  • 特徴:痛みには波があり、激痛がくるタイミングがあります。

お腹が張るような痛み(膨満感)

  • 原因:便秘、空気嚥下症、腸内ガスの停滞。
  • 特徴:お腹がパンパンに張り、ガスが出ると楽になるのが特徴です。

日常生活でよくある腹痛の原因

  • 感染性胃腸炎(お腹の風邪): 下痢、嘔吐、微熱を伴うもの。
  • 過敏性腸症候群(IBS): 検査で異常はないが、緊張やストレスで腹痛や便通異常が続く。
  • 食べ過ぎ・飲み過ぎ: 一時的な胃腸への負荷。

検査・治療

当院では、患者さんの負担を最小限に抑えつつ、迅速な診断を心がけています。

  1. 問診・触診: 痛みの経過や場所を確認します。
  2. 血液検査: 炎症の数値(CRP)や肝機能、腎機能を調べます。
  3. 腹部エコー検査: 胆石、尿路結石、虫垂炎などの有無をリアルタイムで確認します。
  4. レントゲン検査: 腸閉塞やガスの状態を確認します。

当院からのアドバイス

腹痛は、放置しても良いものと、そうでないものの見極めが非常に重要です。「いつもの痛みと違う」と感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q:お腹が痛いとき、市販の痛み止め(ロキソニンなど)を飲んでもいいですか? A: 原因が特定できるまでは、自己判断での服用は避けてください。 痛み止めが症状を隠してしまい、盲腸や腸閉塞などの重大な病気の発見が遅れるリスクがあります。まずは受診して原因を確かめましょう。

Q:腹痛があるとき、食事はどうすればいいですか? A: 胃腸を休めるのが基本です。食欲がない場合は無理に食べず、**「経口補水液」や「常温の水」**を少量ずつこまめに摂取してください。痛みが落ち着いてきたら、お粥やうどんなど消化の良いものから始めましょう。

Q:腹痛以外に「吐き気」や「下痢」もあります。受診してもいいですか? A: はい、もちろんです。感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)の可能性もあります。当院では周囲の患者様への感染防止に配慮して診察を行いますので、来院前に一度お電話をいただけますとスムーズです。

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