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長岡京市の内科・呼吸器外科クリニック

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一般外科まとめ

一般外科まとめ

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この記事の監修医

薬師堂かたおかクリニック 院長 片岡 尚之(かたおか たかゆき)

平成27年 大阪医科薬科大学卒業/同大学病院 初期研修修了/同大学 呼吸器外科 後期研修修了/市立ひらかた病院 呼吸器外科 医長・救急科 医長

呼吸器外科での手術・術後の創部管理や、救急科医長としての日々の外傷対応を通じて、縫合・切開・消毒処置など基本的な外科手技を数多く経験してきました。皮膚科・形成外科の専門医ではありませんが、外科医として、擦り傷や切り傷の縫合、動物に咬まれた傷の洗浄・抗生剤投与、陥入爪の手術など、日常でよくみられる外傷やケガの処置は院内で対応しています。より専門的な形成外科的処置(大きな瘢痕へのケアなど)が必要な場合は、連携する医療機関をご紹介します。

最終更新日:

擦り傷や切り傷、やけど、動物に噛まれた傷、巻き爪の化膿など、日常生活で起こりやすいケガや外傷のご相談を承っています。当院では、できるだけ痛みを抑え、傷跡が目立ちにくい処置を心がけており、他の医療機関で受けられた処置に対する消毒・抜糸などの継続治療にも対応しています。

より専門的な設備や手術が必要な際には、近隣の連携病院をご紹介し、スムーズに治療を受けられるようサポートいたします。長岡京市の薬師堂かたおかクリニックは、かかりつけ医として、ちょっとしたケガから気になる症状まで気軽にご相談いただける存在を目指しています。

例えばこのような時にご相談ください

  • 自転車でこけて膝を擦りむいた(擦り傷
  • タンスの角に引っかけて皮膚が大きくめくれた(表皮剥離
  • 刃物やガラスなど鋭利なもので手足を切った(切り傷
  • 頭や顔面を強く打って血が出てきた(頭部外傷
  • 割り箸のトゲが指に刺さった(皮下異物
  • 飼い猫に手を引っ掻かれたり、噛まれたりした(動物咬傷
  • 鍋をこぼしてやけどを負ってしまった(熱傷
  • 爪の周りが腫れて化膿している、巻き爪が食い込んでいる(爪囲炎・陥入爪
  • 1週間前の足の擦り傷から、足が腫れてきた(蜂窩織炎
  • 他院で処置を受けた傷の消毒・抜糸を近くで続けたい(継続処置

ケガ・外傷は何科を受診すればよい?

擦り傷・切り傷・やけど・動物に噛まれた傷などの外傷は、「外科」または「皮膚科」が基本の受診科です。当院は内科・外科の両方に対応しており、消毒・洗浄・縫合などの基本的な創処置から、陥入爪の手術まで院内で行っています。傷が深い、出血が止まらない、明らかに感染している(強い腫れ・膿・強い痛み)といった場合や、より専門的な形成外科的処置が必要と判断した場合は、連携する医療機関をご紹介します。

ケガをした・傷の様子が心配な方はご相談ください WEB予約はこちら 📞 電話で予約

外傷(擦り傷・切り傷・表皮剥離)の応急処置

怪我をした際の応急処置は、以下の2点です。

  1. 水道水できれいに洗浄する
  2. 血が出てくる場合には、清潔な布類(ガーゼやタオルなど)で傷を5〜10分ほどしっかり圧迫する

傷口にまだ砂などの汚れがついて取れない、傷が比較的大きい、自分では処置できない、といった際にはご相談ください。消毒液は傷口の組織細胞にダメージを与えてしまうので、傷がきれいであれば積極的な消毒は不要ですが、汚れが残ってしまったり、時間経過して化膿している時には積極的に消毒や化膿止めの軟膏を使用する場合があります。

また切り傷であれば、縫合処置を行います。表面の浅い傷や表皮剥離など場合によってはテープで皮膚をくっつける、挫滅していて消毒と軟膏のみで治療することもあります。

破傷風(はしょうふう)にご注意ください

動物に咬まれた傷、土や錆びた金属などで汚れた傷、深く刺さった傷は、破傷風(傷口から入った菌が神経に作用し、全身のけいれんや呼吸障害を引き起こす重い感染症)のリスクがあります。

破傷風トキソイド(予防接種)の追加接種の目安
  • 汚れた傷・深い傷:最後の接種から5年以上経過していれば追加接種を検討
  • 比較的きれいな浅い傷:最後の接種から10年以上経過していれば追加接種を検討
  • 概ね1968(昭和43)年より前に生まれた方は、子どもの頃の定期接種を受けていないため、免疫が不十分なことが多いといわれています

ご自身の予防接種歴がはっきりしない方も多いかと思いますので、無理に思い出そうとせず、受診の際に「接種歴が分からない」とお伝えください。傷の状態に応じて、当院で接種の要否を判断いたします。

頭部外傷

家具などの尖った角で受傷した頭部、顔面の傷は、出血が止まりにくいことがあります。できれば洗浄してから清潔な布類で5〜10分圧迫して、傷口が深いようであれば病院を受診してください。医療用のホッチキスで傷口を塞ぐことが多いですが、出血がなかなか止まらなかったり、傷が大きな時には周囲の毛髪を剃ってから縫合することがあります。

頭部を強く打撲すると、頭痛や吐き気を伴うことがあるので注意が必要です。時折、慢性硬膜下血腫という病気になることがあります。頭蓋骨と脳の間にゆっくり血液が溜まって脳を圧迫することでふらついてよく転倒するようになったり、様子がおかしくなったりします。血がサラサラになる薬(心筋梗塞や脳梗塞の予防薬で飲むことが多い)を飲んでいる方や高齢者は特にリスクが高くなります。心配な方はご相談ください。

皮下異物

足の裏に刺さったトゲ

よくある例としては、割り箸や角材などの木片や、割れたガラス、植物の棘、虫の針などが考えられます。皮膚の下に異物が入り込んだ状態を指し、そのまま残っていると、痛みや腫れ、感染などの原因になることがあります。鑷子(せっし)という毛抜きピンセットのような道具で取ることが多いですが、深いものだと麻酔してから処置します。

ガラス片など、見た目では場所や深さが分かりにくい異物は、レントゲンや超音波検査で位置を確認してから処置することもあります。ご自身で無理に取ろうとすると、異物がさらに深く入り込んだり、周囲の血管・神経を傷つけたりする恐れがあるため、無理をせずご相談ください。

動物咬傷・蜂窩織炎

動物に咬まれた傷の例

ペットの犬や猫に噛まれて来られる方が多いですが、人間も含めた動物の咬み傷は細菌感染のリスクが高く、傷が塞がる前にしっかり洗浄し、抗生剤の投与が推奨されます。

小さな傷で自宅で適切な処置をされていても心配な方や、後日腫れてきている方は蜂窩織炎(ほうかしきえん:皮膚やその下の脂肪や筋肉の組織に細菌感染を合併している状態)を発症しているので適切な治療が大事です。発熱を伴う、腫れや赤みが急速に広がる、赤い筋のような広がりが見える、痛みが強くなる、といった場合は重症化のサインですので、早めにご相談ください。放置して重症化すると入院での抗生剤点滴や手術が必要になることもあるのでご注意ください。

熱傷(やけど)

やけどは熱による皮膚や粘膜の赤みや水ぶくれなどのことを言い、深さによってI度熱傷からIII度熱傷に分類されます。受傷した時の応急処置として、病院へ受診するよりもまず流水や氷嚢で冷却すること、洗浄することを勧めます。冷却の目安は5〜30分程度ですが、範囲が広いやけどや、小さなお子さま・ご高齢の方の場合は、冷やしすぎによる体温低下(低体温)にも注意しながら行ってください。水ぶくれを伴うやけどが全身の体表面の15%以上、または痛覚がなく皮膚の色が変わった重症のやけどがある場合には入院治療が必要になるので、早期に病院へ受診してください。

分類臨床症状
Ⅰ度熱傷赤くなり、痛い。数日で治る。
浅達性Ⅱ度熱傷赤くなり、水疱(水ぶくれ)ができ、痛い。水疱底は圧迫で発赤(赤み)が消失
深達性Ⅱ度熱傷赤くなったり、紫色〜白くなり、水疱(水ぶくれ)ができ、痛みは軽度。水疱底は圧迫しても発赤(赤み)が消えない。
Ⅲ度熱傷黒色、褐色または白色。水疱(水ぶくれ)はできず、痛くない。

参考資料:高橋健造、佐伯秀久編『皮膚疾患の最新治療2021-2022』南江堂、p.125

治療は、主に炎症を抑える軟膏を毎日塗ることと、細菌感染を予防することになります。重症度が高かったり細菌感染を合併すると2週間では治癒しないこともあります。ご自身で処置が難しい方はこまめに通院していただく方が良いかもしれません。

爪囲炎・陥入爪

指の爪をかんだり、深爪したり、指のささくれを取ったりした後に、爪の隙間から化膿して爪の周囲が腫れたり排膿したりしている状態のことです。膿が溜まっている場合には、針で刺したり、麻酔してから切開することがあります。腫れているだけであれば、日常でしっかり石鹸を使って手指洗浄してもらうことに加えて、軟膏や抗生物質の内服、指先の保護をしてもらい経過をみます。

陥入爪手術のイメージ

また、巻き爪が食い込んで感染を起こしている場合もあります。その場合には麻酔してから爪の両サイドを短冊切りする手術を行い、まっすぐの爪が生えてくるようにします。水虫に感染して分厚くなった爪で、根本から全部爪を抜いてしまうこともあります。しばらくは靴を履いたり入浴するのに苦労するので、一度ご相談の上で話し合ってから行います。

局所麻酔してから、爪の曲がった部分をまっすぐ根本(爪母)まで切除して再発を防止します。

継続処置

例えば、怪我をして出血が止まらず総合病院で縫合処置などを受けた後、しばらく連日消毒やガーゼ交換するのに通院するのに待ち時間や予約が手間になるため、当院のような自宅から近くのクリニックへ紹介となることがあります。主に消毒やガーゼ交換、抜糸などを行うことになります。気軽にご相談ください。

すぐに医療機関を受診すべき「危険なサイン」

以下のようなサインがある場合は、様子見をせず早めに医療機関を受診してください。

  • 傷口が大きい、または深い、出血が止まらない
  • 頭を強くぶつけた後、頭痛や吐き気、ふらつきがある(特に血をサラサラにする薬を服用中の方・ご高齢の方)
  • 傷の周りの腫れ・赤みが急速に広がる、発熱を伴う
  • 赤い筋のような広がりが皮膚に見える
  • 動物に咬まれた、または汚れた深い傷があり、破傷風の予防接種歴が分からない
  • やけどが体の広い範囲に及ぶ、水ぶくれが大きい、皮膚の色が変わっている

よくあるご質問(FAQ)

擦り傷・切り傷はどのくらいで治りますか?消毒は必要ですか?
傷がきれいであれば、消毒液は組織にダメージを与えるため積極的な消毒は不要で、水道水でよく洗浄すれば数日〜1週間程度で治ることが多いです。ただし、汚れが残っている、傷が大きい、化膿しているといった場合は、消毒や軟膏、場合によっては縫合が必要になることがありますので、ご相談ください。
動物(犬・猫)に噛まれました。何科を受診すればいいですか?
外科または皮膚科が基本です。動物の咬み傷は細菌感染のリスクが高いため、傷が塞がる前にしっかり洗浄し、抗生剤の投与が推奨されます。また、破傷風の予防接種歴が5年以上前の場合は追加接種をご検討ください。
やけどをしたら、まず何をすればいいですか?
できるだけ早く、流水や氷嚢で5〜30分程度冷却してください。ただし、範囲が広いやけどや小さなお子さま・ご高齢の方は、冷やしすぎによる体温低下に注意が必要です。水ぶくれを伴うやけどが体表面の15%以上に及ぶ場合や、痛みを感じないほど重症の場合は、早めに医療機関を受診してください。
巻き爪や陥入爪(爪が皮膚に食い込む状態)の治療は、必ず手術が必要ですか?
腫れているだけの軽症であれば、石鹸でのしっかりした手指洗浄や軟膏・内服薬での経過観察が可能です。膿が溜まっている、繰り返し食い込みを起こしているといった場合は、局所麻酔をしたうえで爪の一部を切除する手術をご提案することがあります。
他の病院で怪我の処置を受けましたが、消毒や抜糸だけ近くの医院に通いたいです。対応してもらえますか?
もちろん対応いたします。総合病院などで縫合処置等を受けた後の消毒・ガーゼ交換・抜糸といった継続処置は、当院のような身近なクリニックで通院いただくことが可能です。お気軽にご相談ください。
参考文献・出典

※本記事は、上記資料を参考に医師が内容を精査し作成しています。

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