動悸(心臓がバクバク・ドキドキする)
薬師堂かたおかクリニック 院長 片岡 尚之(かたおか たかゆき)
平成27年 大阪医科薬科大学卒業/同大学病院 初期研修修了/同大学 呼吸器外科 後期研修修了/市立ひらかた病院 呼吸器外科 医長・救急科 医長
循環器の専門医ではありませんが、救急科では動悸を訴える患者様の心電図評価や緊急度判断(トリアージ)に数多く携わってきました。かかりつけ医として問診・心電図等による全身状態の確認を行い、精密検査や専門的な治療が必要と判断した場合は、連携する循環器内科へおつなぎしています。
最終更新日:
「心臓がバクバクする」「ドキドキして落ち着かない」といった動悸は、緊張や運動をしたときに誰にでも起こりうる症状です。多くは一時的なもので心配のいらないものですが、中には不整脈や心不全、甲状腺の病気など、治療が必要な病気が隠れていることもあります。
長岡京市の薬師堂かたおかクリニックでは、かかりつけの内科として動悸に関するご相談・全身チェックに対応していますので、「様子を見ていいのか、すぐに受診すべきか」判断に迷ったときはご活用ください。
動悸の主な原因と疾患の特徴
動悸の原因は大きく「心臓そのものの病気」「全身の病気」「精神的な要因」の3つに分けられます。
| 分類 | 考えられる状態 |
|---|---|
| 心臓由来の疾患 | 不整脈(期外収縮、心房細動など)、心不全 |
| 全身性の疾患 | 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)、貧血、低血糖、更年期のホルモン変動 |
| 精神的要因 | パニック障害、自律神経失調症、過度のストレス |
動悸のセルフチェック|すぐに受診が必要な「危険なサイン」
以下の症状を伴う動悸は、心臓や血管の重大な病気が隠れている可能性があるため、様子を見ずに速やかに医療機関を受診してください。ご自身やご家族の状態と照らし合わせてセルフチェックしてみましょう。
- 意識を失いそうになる、または意識を失った
- 締め付けられるような強い胸の痛みを伴う
- 冷や汗を伴う
- 突然始まり、1分間に120~150回以上の速い鼓動が続く
- 横になると息苦しさが悪化する(起座呼吸)
動悸は何科を受診すればよい?
動悸の精密な検査・治療は循環器内科の専門領域です。とはいえ「いきなり何科にかかればよいか分からない」「動悸以外の症状も含めて全身をみてほしい」という場合は、まず身近なかかりつけの内科に相談する方法もあります。当院でも内科診療の一環として問診・心電図などによる評価を行い、専門的な精査・治療が必要と判断した場合は連携する循環器内科をご紹介しています。
受診時に伝えてほしいこと
診断の助けになるよう、受診前に以下のポイントを整理しておくとスムーズです。
- リズムの特徴(規則正しいか、不規則か、脈が飛ぶ感じがあるか)
- 発生した時期や状況(安静時か、運動時か、就寝時かなど)
- 持続時間(数秒か、数分か、数十分以上続くか)
- 誘発するきっかけの有無(カフェイン、飲酒、睡眠不足、ストレス、市販の風邪薬・鼻炎薬や喘息治療薬などの服薬状況を含む)
心疾患を疑う場合
心臓の病気が疑われる場合は、以下のような検査で原因を調べます。
- 心電図:その場での心臓のリズムを確認
- ホルター心電図(24時間心電図):日常生活の中で一時的に起こる不整脈を記録
- 心エコー検査:心臓の構造や動き、心不全の有無を確認
よくある質問(FAQ)
動悸は何科を受診すればいいですか?
疲れやストレスでも動悸はしますか?
更年期障害で動悸が起こることはありますか?
動悸が起きたとき、自分でできる対処法はありますか?
動悸は何歳頃から増えますか?
動悸が心配なとき、自分でできるセルフチェックの方法はありますか?
糖尿病の薬を服用中ですが、動悸は低血糖のサインということもありますか?
- 国立循環器病研究センター「不整脈」
- 国立長寿医療研究センター「動悸や立ち眩み、軽く見ていませんか?~心房細動とその治療に関するご紹介~」
- 国立長寿医療研究センター「首の腫れが心配.ひょっとして甲状腺の病気かも?」
※本記事は、上記資料を参考に医師が内容を精査し作成しています。
月〜土診療 / 京都府長岡京市今里西ノ口7-1





